自分は現在、社会福祉法人が経営する特別養護老人ホームに併設する居宅介護支援事業所で、ケアマネジャーとして就業しています。老人ホームで介護業務を行っているわけではなく、また施設入所者の担当でもなく、自宅などで在宅生活を送っている方の担当をしているのですが、デスクは特別養護老人ホームの事務所にありますので、施設勤務と同じ状況となっています。
その特別養護老人ホームは、開設からまだ6年とまだまだ新しく、10人以下という少人数単位で一つのユニットを構成し、ユニットごとに生活するというユニット型の特別養護老人ホームです。居室は全て個室で、アンティークな家具を各居室に設置しています。エントランスもオーナーのこだわりで、まるで高級ホテルと錯覚するほどの造りであり、館内にはクラシックが流れ、ゆったりとした時間が流れているような感覚になります。クラブ活動も盛んに行っており、音楽クラブや買い物クラブ、フラワーアレンジメントクラブなどあらゆる活動を行っており、認知症の入所者に対する取組みも積極的に行っている施設で、地域では非常に評判の高い特別養護老人ホームです。
自分自身は居宅担当のケアマネジャーですので、施設入所者の担当をすることはないのですが、ショートステイも利用できる施設ですので、実際担当の利用者の中で数名は利用しています。利用者自身、その家族も大変満足されているのですが、少々難点もあります。それは、従来型の特別養護老人ホームに比べて利用料金が高いことです。金銭面でゆとりがある利用者しか利用できないというのが残念なのですが、高額な利用料を支払ってでも利用したいと思わせるような老人ホームだと思います。
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一口に老人ホームと言ってもその実態は様々で、まず有料老人ホームなどの特定施設と特別養護老人ホームと呼ばれる介護老人福祉施設に大別する事ができます。
特定施設は施設内に介護士や看護士がいて、その特定施設専属のケアマネージャーがいる為、そのケママネジャーが作成するケアプランにそってサービスを提供します。施設内で提供される介護サービスについては介護保険が適用されますが、家賃や食費は全額自己負担となります。
介護保険でいう老人ホームは全部で3つあります。1つ目は「特別養護老人ホーム」いわゆる「特養」です。2つ目は「介護老人保健施設」いわゆる「老健」です。3つ目は「療養型老人ホーム」です。それ以外に有料老人ホーム、グループホーム、ケアハウスなどがあります。全てにおいて、入所するにはいろいろ基準があります。「特養」は要介護度1以上なければ入所できません。「老健」は病院から退院して、家に帰るのに支障がある方のリハビリ施設みたいなものです。
老人ホームには様々な形態のものがありますが、まずはわが家から通うサービス(通所サービス)を基本に据えることをオススメします。本人の身体や精神の状況にもよりますが、制度改正によって医療の必要度が高い人でも通えるサービス(療養通所介護)を行う老人ホームや重い認知症があっても受け入れてくれるサービス(認知症対応型通所介護)を行う老人ホームなどが生まれ、利用できる人の範囲が広がってきています。
なんで通所サービスを基本に考えるかといえば、外へ出てどこかに通うということ自体が気分を転換し、前向きに何かをしてみようという意欲をはぐくみやすい点が挙げられます。本人の意向を前向きにすることができれば、その後の生活もポジティブな方向に考えていけるからです。
老人ホーム管理士とは、老人ホームにおける管理者(施設長)のことです。老人ホーム管理士は、ヘルパーや、ケアマネージャー、看護師等のスタッフと協力して入居者への介護を実施するとともに、老人ホームとしてのサービスの質を向上させ、且つ施設の安定的な運営のためのマネージメントもしなければなりません。介護という職種上、営利だけを追求することはできませんし、かといって慈善事業になっては経営が成り立ちません。サービスと経営とのバランス感覚が重要になります。そのため老人ホームの責任者です施設長は、専門資格を有する必要があります。
老人ホーム管理士は介護に関する専門的な知識を有するとともにマネージャーとしての統率能力も必要です。
介護の仕事はよく「3K(キツイ・キタナイ・クライ)」の仕事と言われます。オムツの世話、食事の介護、入浴補助などに忙殺される日が繰り返されます。夜勤もあり、忙しい上に休みもとれない現場は介護スタッフの気力と体力を奪ってゆきます。将来の夢が見えないことに失望して去ってゆくスタッフも少なくありません。最近はヘルパーの資格を取る人も増えており、求人を出せば補充することはできますが、ベテランが面倒をみながら教えていくという余裕はなく、初めて介護の仕事に就いた人は現場の厳しさについていけず、すぐに辞めていくことも珍しくありません。
いまだに多くの老人ホームにおいて仕事のマニュアル・手順書が無く、ベテランの経験と勘で仕事を回していくことが行われています。